子供向け教育番組 ’Play School'
Play School
オーストラリアで放送されている、子供向けの教育テレビ番組です。日本でいうところのNHK教育テレビといったところでしょうか。
1966年に始まった(?!)オーストラリアで最も長く放送されている子供向け教育番組、という驚くべき長寿番組なのです。
30分程度の番組の中で、コンテンツを変えながら進んでいきます。
例えとして、ある日の番組から紹介しますと
ちょっとした挨拶から始まり、少し場面が変わると、冒頭で触れたお題に沿って歌が始まり、そしてクラフトに移り、そこからお話のコーナーに、更に実写の映像が流れたり(お題にある動物、他様々)、、など、視聴者の幼児を飽きさせない工夫がされています。
メインキャストのお兄さん・お姉さんが進行していく中で体を使った動きが沢山でてくるのですが、いたる所にいかにも手作りのセットが多量にでてくる所が味があっていいかと思います。
また番組の中での話し方というのも、なんとなくアドリブ感を感じるというか、緻密さが薄めというか(ちゃんと脚本あるとは思いますが、、)恰好もラフにジーンズとTシャツという、オーストラリアらしい大らかさが思いっきり現れてる感じが好きです。笑
オーストラリア英語は独特の訛りがあり特有のフレーズもあります。メインキャストは順次変わっていくので訛り具合も多少の違いはありますが、番組は基本的にオーストラリア訛りです。
ただ、オーストラリア英語の基盤はイギリス英語ですので、使用するフレーズはイギリス英語ではあります。
プレイスクールが始まった当時の1966年の番組も観てみましたが、キャストはフォーマルな恰好で洗練されており、ザ・オーストラリア感の薄い構成となっております。どこでこう変わってしまったのでしょう。笑
とはいえこの番組は基本的には、どこかに古さと情緒を残しており、変わらずにいてくれる安心感があります。
また、オープニング・エンディング曲も編成を加えながら、番組の開始当初と変わっておらず、大切に大切に使われてきてる所がいいなと思います。
幼児が飽きないように工夫された構成、とはいえ、派手な演出がある訳ではないので、あまり小さなお子さんでは途中で飽きてしまうかもしれません。
3歳の我が子も最初から最後まで、とは続きませんが、興味あるパートを観て楽しんでいるようです。
こんなに頭の良いお猿なんて! ’Curious George’
Curous George
日本では’おさるのジョージ’というタイトルで広く知られてますね。
書籍もテレビ放送も、どちらも非常に人気の作品です。
アフリカに住んでいたこざるが、黄色い帽子のおじさんに連れられてアメリカの大都市に渡り、おじさんと共同生活を送ります。
おじさんと出かけたり、友達の手伝いをしたり、時には探偵になったり、、と物語は無限なのですが、だいたい毎回何か事件を起こす(起きる)のが定番。
問題を起こしてどうしよう、と一瞬慌てつつ、毎回、華麗な行動と明晰な思考で巻き返す、これが天才おさる流。(と私が勝手に思ってます)
ジョージの興味のあるものや、行動のパターンが、ちょうど人間の子供が好きなもの・行動に似ているのもなんとなく親近感を覚えてしまうような錯覚があるのです。
毎回の巻き返しが妙に自然で上手で、何回観ても、お猿って本当に頭がいいんだなー、と変な感心をしてしまう私です。 、、、ええ、どなたかが脚本してるアニメなんですけど。
私たちが日常観る、テレビシリーズのお猿のジョージは、アメリカで放送をしているようですが、ウィキペディアによると書籍の起源はフランスのようです。
さておき、テレビのキャラクター達の使用する英語のアメリカ訛りはさほど強くなく、フレーズを含め中立的な?(この表現が的を得てるか不明ですが)英語を話している印象です。
テンポがよく、動物がたくさん出てきて、お猿がコミカルで可愛いとなれば、大人から子供まで楽しめる万人受けする作品です。
会話スピードもゆっくりめから若干の早さまでありますから、それほどの苦もなく聞けると思います。
何より作品が楽しいので、会話が理解できないうちでも画で理解しながら楽しめる良作かと感じます。
楽しい歌を The Wiggles
The Wiggles
オーストラリアで最も有名な子供向けの音楽グループといっても過言ではない、’ザ・ウィグルス’です。
1991年に男性5人で結成され以降、莫大なセールスをあげている人気グループで、メンバーチェンジを繰り返しながら現在に至ります。
2013年以降の現メンバーは初期メンバー1人に、初の女性メンバー1人を加えた計4人です。
それぞれにキャラクターカラー、黄色・赤・紫・青があるのが特徴です。
ウィグルスは主に童謡を観てます。それぞれの個性があるのですが、さすが歌のクオリティも高く、セットもカラフルで観ていて楽しい気持ちにさせてくれる事間違いなし。初期からだとバリエーションも豊富なのですが、我が家は近年のウィグルスメンバーの童謡にお世話になってます。
アニメーションではないので、あまり小さなころには夢中になって見入るというほどではない気がしますが、カラフルな画を見せるという点や、子供が喜ぶ童謡を本格的な歌声で聴かせるのは情操教育上でも良い影響を与えるのではないでしょうか。
英語教材も幅があると更に楽しいと思いますので、ウィグルスもぜひ織り交ぜてみてはいかがでしょうか。
乳幼児向け? Teletubbies
Teletubbies
こちらもイギリスで放送されているテレビ番組です。日本語では’テレタビーズ’といった表記になってますが、聞いてる限りでは’テリタビーズ’が近いのでは、、と。
少しばかり表記に抵抗を感じますが、この記事ではウィキペディアに習いテレタビーズで進めます。
内容は4人のキャラクター、ティンキーウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポーが、テレタビーランドでの生活風景で笑いや楽しさをみせる番組です。
初めてテレタビーズを見つけた際には、ちょっとこのキャラクター怖くない?子供これ観たいかな??とちょっとした自問自答があったのですが、心配も杞憂で最初から結構熱中して観ていたのを覚えてます。
話し方がとてもゆっくりで、表現が可愛い、動作が大きくて乳幼児にぴったり。
我が子は11ヶ月頃だったかと思うのですが、観ないものが多かった中で、テレタビーズは最初にしっかり観た番組の一つで、想い出深い作品です。
youtubeで観ると古い作品が沢山あがってるため、古いものも観ることになります。
作中に子供たちの実写映像がでてくるのですが、時代を感じる電子機器やファッションに加え、全く同じ映像が2回流れたり、赤ちゃん顔の太陽がのぼってきたり、脚本家にちょっと黒いうわさがあったらしい、とみればみるほどじわじわときます(私だけ?笑)
近代版に近づくにつれ、構成が変わってくるのでつっこみ要素もだんだんと減ってしまいます。(私は初期版が好きです。笑)
しかしながら、見慣れてくるとテレタビーズたちも可愛く見えてきたり愛着が沸いてくるのが不思議なところです。
わが子は2歳前後までしょっちゅう観たがってたのですが、やはりスローな感じが年に合わなくなってきたのか、その後ほぼ観る機会がなくなってきました。
基本的に乳幼児向けかと考えたのはそのような由縁です。
が、最近3歳になった子供に久しぶりに見せてみると改めて楽しく観ているので、ある程度の理解力がついてくるとまた違う楽しみ方があるのかな、と思ったりもします。
キャラクターのハッピーな雰囲気やお互いの愛にあふれた世界観の可愛い番組ですので、ぜひ一度ご覧頂ければと思います。(顔がちょっと怖いですが)
大人が見ても楽しい ’Peppa Pig'
Peppa Pig
栄えある一本目は ’Peppa pig'です。既に知ってる方も沢山いる作品かと思うのですが、それでもお勧めしたい良作。
日本語版も放映されてるようですね。
豚の家族、マミーピッグ・ダディーピッグに姉のペパ、その弟ジョージが主人公の作品です。ダディがちょこっとお馬鹿な事をして、マミーが(そしてペパも)サクッと突っ込み、そしてみんなで大笑い、のパターンが結構多いのですが、個人的にはダディが懐大きくて素敵だと感じてます。笑
ストーリーは現実世界のように、学校で友達と遊んだり、両親の仕事の場面や、旅行先でのお話など様々です。
キャラクター同士の掛け合いの楽しさもさる事ながら、いい意味で英国風な皮肉やジョークも織り交ぜられていたり、旅行先ではその国の訛りで話していたりと文化の違いを見れるところもこの番組のポイントです。
でてくるキャラクターも寛容でハッピーそのもの。子供たちがこんな幸せな世界に住めればと遠い目になってしまいますね。
作品は、ザ・英国なので、英国発音を覚えてほしい(覚えたい)方にはとてもお勧めです。
ウィキペディアによると作品自体は2004年から開始してるようですが、現在におけるまで世界中で人気の作品です。
2019年頃に聞いた話ですが、アメリカでペパピッグが再度大人気となり子供たちがイギリス訛りの英語を話し始めたという、恐るべし。
我が家の上の子は1歳頃からyoutubeでよく見てます。私もたまに一緒に見ます。癒される。笑
はじめに☆
はじめまして、2児の子供の英語耳を育てるべく日々ゆるーく奮闘しております。
あまりお金をかけずに、自宅でできる聞き流しアニメ視聴・読書用の本の紹介を少しずつしていけたらと思っております。
これからの時代、子供が英語覚えてくれたらいいけど、、でも小さいうちから沢山のお金かけられない、海外のアニメ見せたいけど、何を見せたらいいか分からない、という方々の参考になれば嬉しいです。
また我が家の子供たちの個人的な経験を含み、他のお子様方には当てはまらない場面もあるかと思いますのでその際にはご了承くださいませ。